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私なりに新人警備員虎の巻みたいなものを作ってみました。
「先輩の教えた通にやってる筈なのに上手くいかない」
「なぜか先輩や現場の人に怒られてばかりいる」
「そもそも、何をどーすりゃいいのか全く判らない」
等と悩んでいる新人さんは一度目を通してみて下さいね。
警備業に限った話ではないのですが
こちらから挨拶してやっと挨拶を返すなどと云う新人は
・礼儀知らず
・やる気がない
・自分の立場をわきまえていない
と思われても仕方がありません。
勿論
挨拶を全くしないなど論外です。
特に新人のうちは、自分以外の警備員は全員先輩や上司なのです。
自分より下の立場の人は居ないのです。
先輩に会ったら速効で挨拶しましょう。
現場の人達にも大きく元気の良い挨拶をすることが大事です。
挨拶で自分のやる気をアピールしておけば、多少至らない所があったとしても先輩や現場の人も
「まあ大目に見てあげようかな~?」
と、思ってしまうものです。
……実際
挨拶だなんて、小学生や幼稚園児に教える様な事からわざわざ教えなければならない新人が多いのが現状なんです。
警備会社に入る前に他の仕事をしていた人が殆どでしょうから、最初はその違いに戸惑う事も多い事と思います。
又は思い描いていた交通誘導とはかけ離れていてびっくりした。なんて事もあると思います。
現場に出たらそう云った
○○は△△するべき等の先入観は全て捨てましょう。
固定概念に凝り固まった人に仕事を教える程難儀な事はありません。
「俺なんにもわかんな~いフヘヘ」
みたいな状態でいいです。
判らない事は先輩が順を追ってきちんと教えてくれます。
さて、そうして一通り仕事を教えられたのに、
何故か上手くいかない。
例を挙げると、
片側交互通行の誘導で一般車を停止させた。
が、止まらない。など。
そりゃ、色んなドライバーがいますから、そんなのにもたまに遭遇するでしょう。
しかし、
「ちゃんと教えられた通りに停止予告~停止の合図やったのに
誰も止まってくんねえ(泣)」
と云うように全ての一般車が止まらない状態でしたら、
相手の立場になって誘導していないと云う事が考えられます。
「ここでこーゆー合図出しても、ドライバーにしてみれば誰に対しての合図か判らないよな~」
「こんなギリギリで合図出しちゃ、止まれないのが当然だもんなあ」
「自分がドライバーだったら、このタイミングでこう合図すればよく見える」
など、相手から見て自分はどう見えているのか?常に考えていれば自ずと腕も上がって行きます。
これは相方の警備員や現場の人に対しても同じ事が云えます。
「アイツと組むと仕事やりやすい」
「あの人、きちんと現場見てくれるから安心だよ」
と、云われるような警備員を目指しましょう。
実は警備員の制服は
正装なんです。
新任教育の時、
「端整な身嗜みで」と云われたと思いますが、その意味がこれで判ったでしょう?
泥や汚れは家に帰ったらすぐ落とし、ハンガーに掛けてシワを防止しましょう。
正装ですから、頭髪も気を付けなければなりません。
ヘルメットを被ってしまうから判らない。とお思いでしょうが、ヘルメットから覗く襟足の毛があらぬ方向に行っているとか脂ギッシュとか、肩にフケなど落ちているともう最悪です。
特に私達警備員の制服は紺や青などが多いので物凄く目立ちます。
髭は毎日剃りましょう。
伸ばすなら伸ばしても良いですが、きちんと手入れしましょう。
そして、現場に出る前に必ず自分の姿を車の窓ガラスなどに映してチェックしましょう。
夜光チョッキがネジくれているとかモールが腕に通っていないとかメガネが曲がっているとか、相方に指摘されるまで気付かない人が多いので。
一通り目を通して見てお分かりになったと思いますが、決して難しい事や特殊な事を云っている訳ではありません。
シチュエーションを少し変えれば他の業種や学校生活などにも対応出来るような
人として最小限度の基本的な事ばかりです。
もしこれを読んで、
「折角書いてもらって悪いんだけど、そんなの常識じゃん」と思う新人は気にしないでそのまま更にスキルを上げて下さい。
しかし
「へぇー、そうだったのか~、初耳だ」などと思っている新人は、警備員云々より
早く人間になって下さい。話はそれからです。
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