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規制が掛かる前からの準備が必要です。
特に規制側に立つ警備員は規制を出す作業員さんに
出すタイミングを口頭や合図で伝えましょう。
※規制側車線の接近車両が無くなってから出して貰うように。
規制が掛かったら相方に伝え、優先車線側の方から来る最終車両が通過してから規制側車両を流した方がスムーズにスタート出来ます。
重機、工事車両様の出入りはなるべく自分が一般車を流す前か流した後の直後に規制から出すように。
しかし、規制の長さや出る方向、工事車両の運転手さんの反応の早さ次第では少しばかり一般車を止めて置かなければならない時もあります。
一般車優先は基本ですが、
本当に優先しなければならないのは安全だと言う事を常に頭に入れて
臨機応変に対応しましょう。
【無線での片交】
会社によって微妙に文言が違うかもしれませんが、基本的なやりとりは同じです。
必ず、開始する前にメリット交換を済ませておく事。
(無線の調子や感度の確認)
A警備員「車両接近流します」
B警備員「了解、どうぞ」
A警備員「◯◯(ナンバー下2桁)の白乗(白い乗用車)でどうぞ」
※お互いが見えない所なら最終車両の情報は最低2つは提示した方が良いです。
この場合、
ナンバー、
色
車種
と三つの情報が相手に提示されています。
よく、ナンバーだけを提示する隊員が居ますが、
ナンバーが同じ車は意外と多いので注意しましょう。
“車両がある場合”
B警備員
「了解、◯◯の白乗で流します」
※相方が言った最終車両の情報は出来る限り復唱しましょう。
忘れ無い為でもありますし、
言い違いや聞き間違いによるトラブルを回避するためでもあります。
“車両が無い場合”
B警備員「◯◯の白乗で車両無し」
※車両が無い場合は簡潔に早く応答しましょう。
相方はスムーズに次の接近車両を流す事が出来ます。
“メモ”
新人のうちは素早く対処出来ないかもしれませんが、ある程度場数を踏んだら
上記のやりとりぐらいは当該の最終車両が規制を通過するまでに終わらせる事。
まれに最終車両が相方の前を通過して遥か向こうに行って見えなくなってから最終車両の情報を教える警備員も居ますが、
論外です安全を確保した上で一般車に与える不安や不満を最小限にし、車両の流れを読み、スマートな誘導を心がけましょう。
“メモ”
新人警備員にありがちな事ですが、接近車両の方ばかり向いていてはいけません。
規制の中の工事車両の動きや歩行者の通行、横断など気を付けなければならない事は沢山あります。
かといって規制の中を凝視して接近車両に気が付かないなどは言語道断です。
私は新人に
警備員は5秒以上同じ所を見ていてはいけないと、教えております。
初めから難易度が高い所を任せられたりはしないでしょうが、
貴方が新人なのを知っているのは相方の警備員と数人の現場の人だけです。
一般車にしてみれば新人だろうがベテランだろうが知ったこっちゃ無いんです。
そういう事です。
* * *
最近思うところがあって近況を書くのは控えています。
その代わりに
主に新人警備員に向けて基本的な(だけど新任研修ではあまり教わらないような)事を書いて行こうかな。と思います。
新人警備員の方へ
もし、参考になる様でしたらコメント欄にご一報頂けると嬉しいです。
ベテラン警備員の方へ
とはいえ、私個人の考えや知識だけだと偏りがあるかもしれないので、気が付いた事がありましたらコメント欄で補足をお願いします。
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