忍者ブログ

わがまま★GUARDIAN【R】

猫と植物をこよなく愛するちょっとオタクっぽい警備員の日常とか愚痴

11/22

Fri

2024



×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村

09/27

Sat

2014

アスペ警備員の武勇伝・第二話





そんな訳で、途中で現場放棄してしまった○マヤさんの事をすぐに本社の上司に報告しました。
そしてまた現場監督に平謝りです。

作業が終了し、私が本社へ戻りますと何やら所長が電話でモメています。
(私は本社所属、○マヤはイーハトーヴ営業所所属です)
「れのさん、イーハトーヴ営業所の所長から電話」
と、本社の所長に云われ、電話に出てみると……
イーハトーヴ営業所の所長はイキナリ
「水に流せないか?」などとのたまいまして。
「はあ?」
部下も部下なら上司も上司です。
水に流す流さないの問題じゃないだろうに。大体、私は別に○マヤさんの事を怒って居るわけではなくて、実際にあった事を報告したまでです。
そんなに○マヤさんが本社の仕事が厭なら代わり人のを寄越してくれればいいだけの話です。
「実は○マヤは、もうイーハトーヴ管轄では行ける現場が無いんだ……」
つまり近場の現場は全て出禁(出入り禁止)喰らったと云うことなんでしょうが、実際にそれはイーハトーヴ営業所の他の警備員と組んだ時に聞いていたので、今さら驚きはしません。
だからと云って私が配属されてる現場にそんな
出禁大魔王をあてがわれても困ります。
第一、使ってくれている業者さんに大変失礼です。
しかし、いつまで経ってもイーハトーヴ営業所のじじい……もとい、所長の話が終わらないので、
「わかりました私はこの件を無かった事にしますので、○マヤさんには明日からはしっかり勤務するようお伝えください」と、むりくり話を終わらせました。
しかし、いくら私が
無かった事にしても現場に迷惑を掛けた事は事実です。
きっと、明日は○マヤさんが監督に平謝りするのだ。と、思ってたんですが……


次の日、もう少しで現場事務所に付くと云うあたりで、警備員が歩いているのを見ました。
『へえ、ここ、なんか工事するんだな?なんの工事だろう?警備員一人しか居ないみたいだからそんなに大きな規制は掛けないんだろうな』などと思ってその警備員の顔を通り過ぎざまに見てみたら……

○マヤさんでした

もうすぐ現場事務所に付くあたりではありますが、それは車に乗ってる私の感覚で、現場事務所からは1㎞近くあります。
なんで、現場からも事務所からも遠いこんな場所を、○マヤさんはフル装備で歩いているんだろう?
そう思いながらも素通りし、そのまま現場事務所に向かいました。

現場事務所に着いてすぐ、私の来た方向から現場監督の車が来て、監督はまるで幽霊でも見たかのような顔をしています。
そうです。監督も、あり得ない所にいた○マヤさんを見てしまったのです。
しかも、○マヤさんの車はちゃんと現場事務所の駐車場にありました。ここからあの場所まで歩いていったのです。
監督も私もその事は口に出さず、朝礼が始まり、暫くして○マヤさんが戻って来ました。
○マヤさん曰く

「現場事務所に着いて、そう言えば昨日のコンビニで待ち合わせしなきゃいけなかったのかも……と思って歩いてたら、れのさんの車が通り過ぎてったので戻って来た」

……ちょっとまて。
なんで現場事務所の場所解ってるのに、わざわざ今日も待ち合わせしなきゃいけない?
いや、仮にそうだとしても、だったら車で行けばいいじゃん。
なんで、わざわざ歩いて行くんだ?(最初にも書きましたが、このコンビニは現場事務所から2~3㎞の距離にあります)

さて、作業が始まり、その日は途中で帰る事は無かったんですが、



「その4トン過積載!」
無線からけたたましい○マヤさんの声が聞こえてきまして。
「はあ?」
つまり、現場の4トンダンプに土を積みすぎてる……と。
しかしそんなこと私に云われてもどうしようもありません。
その時丁度パトカーが来まして、いえ、この地域を巡回しているパトカーなんですが。

「パトカー来たじゃない!大変だわ!」
……と、一人でパニクっていまして、そのパニクくりぶりは無線無しでも分かるほどでした。
てか、○マヤさんのすぐ側に監督も作業員さんも居たんで、その模様は全部目撃されてしまいました。

で、パトカーはダンプなんて目もくれず、乗っているお巡りさん達は爽やかな笑顔で私に会釈し、何事もなく通り過ぎました。

……作業終了時、監督に日報のサインを貰いに行った私はまたもや「なんか……意味もなくお騒がせしてすみません」と、平謝りでした。
「そんな、れのさんが謝らなくてもいいよ。それより、○マヤさん色んな意味で恐くてたまらないから他の人に代えて貰えるように云って貰っていい?」

いや、それはもう
喜んで!

この監督の“御願い”を本社の所長に伝えると所長は鬼の首を取ったようにイーハトーヴ営業所のじじい……もとい、所長に電話しました。
「あ、もしもし?本社ですけど、あのねー、○マヤさん、監督からクレーム来ちゃったからもうダメだわ。頑張ってそっち管轄で行けるところ探してねー。んじゃよろしくー♪」

―――――――――――――
これで、数年前の件は終わりなんですが、○マヤさんは初日の件を監督に謝らず仕舞いでした。
いくら私が“無かった事”にすると云ったとはいえ、大人としてこれはどうなんだろう?
と、ずっと気になってたんです。

それから暫く経って、ネットで調べものをしていたら、“アスペルガー症候群”について書かれた記事を見つけ、何気なく読んでいたら、

これ、○マヤさんのことやんけ。

と、しか思えないくらい症状やら特徴やらがぴったり一致したんです。

まあ、つまり、○マヤさんは、私や本社の仕事を気に入らないと思って居たわけじゃなく、アスペルガーの症状であんな奇行をやってのけたと。

しかし、ここまで酷いと、病気のせいだと解っていても何のフォローも出来ません。

そもそも、最初にも書きましたが
業務に支障を来すような精神病の人は警備員になれない筈です。

警備会社の幹部に、もう少しばかり精神病の知識を身につけて頂きたい。と思うわけです。



いや、会社の評判が落ちるとか、
事故が起きる、ってのも勿論ありますが、




一番辛いのは誤解されている本人なんだからさ。

















にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他日記ブログ 毒舌へ
にほんブログ村



拍手[2回]

PR
にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村

09/26

Fri

2014

アスペ警備員の武勇伝






さて、数年前、何があったかと云うと


その日、○マヤさん他営業所からの助っ人で、しかも新規でしたので、現場事務所の近くのローソンで待ち合わせをする事になりました。近くと云っても現場事務所から2~3㎞は離れているんですが、近くに目印になるようなものがないのでそこになりました。
しかし、時間になってもなかなか○マヤさんは来ません。
上司に連絡などしているうちにやっと当人が到着したんですが、
開口一番
「部長が“ローソン”を“ファミマ”と云ったので、探しまわってた。待ち合わせ場所の名前ぐらい正確に教えてって部長に云っといて!」
はあ……
いや私、他営業所の幹部に意見出来るほど偉くないんですが……
てか、この人は遅刻しておいて
何故謝るどころかブチギレてるんでしょう?
しかし、もうとっくに朝礼が始まってる時間でしたので、テキトーになだめて現場事務所に向かいました。


現場事務所に付き、現場監督に平謝りして(私が)朝礼に加わり、その日の作業内容などを聞いていた時です。
突然○マヤさんが
「私、半日で帰っていいのね?」
……と、言い出したのです。
何をどう聞けばそう云う話になるのか判らないのですが、
「いや、フツーに定時まで居てください」
と、私やガオル警備員や監督が口々に云ったんですが
「だから半日で帰っていいのね?」
と……。
「あのさ、○マヤさん、なにか急用があって半日で抜けたいなら、イーハトーヴ営業所に連絡して午後から代わりの人を寄越すように手配してくれないかな?」
「じゃあ、私、半日で帰りますね」
「頼むから人の話聞いて」

こんな信じられないやり取りがあったんですが、この時まだ私は“○マヤさんは本社の仕事や私の事が気に入らなくてこんなワガママを云っているんだ”と、思っていました。
で、結局、午前中の仕事がおわり、昼休みになった時、
「じゃ、私帰りまーす」
と、云って、帰ってしまいました。


※物凄く長くなるので続く








にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他日記ブログ 毒舌へ
にほんブログ村



拍手[3回]

にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村

06/12

Thu

2014

セーフティファーストはタテマエではいけない。







そんな訳で今日は別の現場に行く予定でしたが、早朝、上司から電話が来て 昨日までの現場に行く事に。 しかし、工事自体はせずに、昨日の事故の反省も踏まえて安全教育だけすると云うものでした。


しかし、昨日の(ひっくり返った)重機のオペさん、今日来てるんだろうか?
無傷と云う事だけど、大事を取って病院で検査とかしているかもしれないな……

などと思っていたら

居ました。

Σ(`▽´)


あー、成る程、元気そうです。

( ̄▽ ̄;)



安全教育の内容は、15年間の私の警備員生活で一番内容の濃いものでした。
(時間も長かったし)


—————————

ところで、例えば現場で不安全なものに気付いたとして

それを現場の代理人に報告するのは警備員のみならず現場で働く者の義務ではありますが、私は余程の事が無い限り報告しません。


この前の“反抗期ダンプ出禁”の件も、K原建設の他社警備員が激怒してたので(つまり、他社のダンプや警備員に迷惑を掛けていたので)云ったようなものです。


と、云うのも数年前、別の現場で
コレは放って置いたら大事故になる。と云うか今まで無事だったのが不思議なくらいだと云う状況を目にし、それを現場代理人に報告した事があるのです。

 
そしたら





「そんな細かい事を気にするウルサイ警備員は要らない」と、その日限りで外されました。



なので、“安全第一”なんて結局はタテマエなんだな。と
その頃からこの仕事に対してヤル気が無くなって来たって云うのも否めません。
(その時の事は旧ブログにも書いてありますが、なにぶん何年も前の事なので記事を探すのが大変なのでリンクは貼りません)


だから、この今の現場に配属されてから
監督に「何か困った事無い?」と訊かれてたのは、決して社交辞令じゃなかったんだな。と、嬉しくもあります。


もし、数年前のあの事案が、この建設会社のこの現場であったなら、きっと不安全要因を改善してくれたのでしょうし、

間違っても それを指摘した警備員を 「ウルサイ」と外したりはしなかったろうと



思ったりして♪

(つд`*)



あー、マジメな事語ったら肩凝りましたよ。

  ( ̄▽ ̄;)






にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他日記ブログ 毒舌へ
にほんブログ村



拍手[5回]

にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村

プロフィール

HN:
れのん
性格:
非公開
自己紹介:
たまに暴れます。





最新コメント

[07/14 平成おばさん]
[07/13 ばっけ]
[07/12 ペペロンチ~ノたこまる]
[05/17 佐々木]
[05/04 ペペロンチーノたこまる]

ランキングサイト

P R

忍者カウンター

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

cm

Copyright © わがまま★GUARDIAN【R】 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]