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以前記事にしたものの、
説明不足で誤解している人もいるかもしれないので、高機能発達障害、特にアスペルガー症候群について補足です。
アスペルガー症候群は症候群と呼ばれてはいるものの実は生まれつきの脳の
障害です。
なので治る事は
一生ありません。こう云うと
アスペルガーの人達って可哀想だ、とても気の毒だ。と、思う方もいると思います。
しかし、本人は全くの無自覚で、なんの不都合も無く一生を終える事も少なくありません。
言語や学習能力には影響が無いので周りから
様々な誤解(やる気がない、厚顔無恥など)を受けますが、本人は何の事か解らないのが現状です。
むしろ、本人の周りの人達が迷惑を被り、異常行動に困惑し、酷い場合は精神や自律神経に異常を来す場合があります。
この症状をカサンドラ症候群と云いますが、今のところ正式な名称ではありません。
一般的にカサンドラ症候群はアスペルガー症候群当事者の配偶者が陥る症状ですが、職場にアスペがいる場合も陥る場合もあります。
さて、職場でも判る
アスペルガー症候群当事者の特徴としては
⚫人の話を聞かない/理解出来ない
⚫話が噛み合わない
⚫自分の好きな話題を話し出すと止まらない
⚫悪口を言い出すと止まらない
⚫状況に応じた行動が出来ない
⚫変な拘りがあり、頑なにそれを貫こうとする
⚫自分の立場が解っていない(新人なのに偉そうとか)
⚫謝罪の言葉や御礼の言葉が出てこない。自分から挨拶をしない
⚫自分にとって重要ではないことはすぐ忘れるなどがあります。
あくまで“職場で判る範囲”なので項目を少なくしましたが、他にも色々特徴や問題行動があります。
100人に3人と云われるアスペルガー症候群当事者ですが、それはあくまでも医療機関で正式に診断を受けた人の数であって、実際は100人に30人、もしくはそれ以上の割合で居るのではないかと思っています。
現にウチの会社でも
常務
しょんじい
いたらないイタル
○マヤ(退社)
しょこたん(退社)
バウアー
ガオル(退社)
が、ハッキリと判るレベルのアスペルガーですし、
グレーゾーンとなるともっと居るかもしれません。
本人に自覚の無いアスペルガー症候群当事者の人に仕事を教えるのはほぼ絶望的と思っても間違いはありませんが、
上の赤文字のリストの中に何故か当社きってのエース級であるバウアー警備士が入っているように、
仕事に興味さえ持ってくれれば敏腕警備員になる可能性も皆無ではありません。
アスペルガーの特性のひとつに
興味の無い事は覚えられないが
興味のある事はとことん極めると言うのがあるので。
ただこれも賭けのようなもので、何に興味を持つかなんて私達定型(発達障害の無い普通の人)でさえ判りません。
定型の人なら興味が無い、詰まらないと思ってる事でも生活がかかってるなら覚えたり、少しでも頼りにされるように頑張るのですが、アスペ当事者はそれがありません。
だらだらと書き連ねてきましたが、総じて云うと
アスペルガー症候群当事者の隊員は仕事に興味が無い限り
仕事を覚える事は未来永劫無いと云うことです。
物覚えの悪い隊員に、それでもなんとか一人前になって貰いたいと頑張るのも良いですが、
少しでもアスペ疑いのある隊員は(気持ちの中で)切り捨てた方が賢明です。
そのうち貴方がカサンドラ症候群を発症してしまいます。
……まあ、最後に。
何故私がこんなにアスペルガー症候群について詳しいのかと云うと、
別に私は発達障害の専門家でもカウンセラーでもありません。
単に、配偶者がアスペルガー症候群で
そのせいで私もカサンドラ症候群に陥ってしまい、死ぬ一歩手前まで行ったからです。
アスペルガー症候群当事者を単に叩いているように見えるかもしれませんが、
叩いているのは問題行動を起こし、周りに迷惑をかけつつも自分が普通と違うと気づかない当事者を。です。
自覚があって、改善しようとして努力なさっているアスペルガー症候群当事者の方はむしろ応援しています。
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