☆
前回は信号を生かしての交差点の片交について解説しましたが、
今回は
信号を点滅にして、又は元々信号の無い交差点の片交について解説します。
交通量が多い
規制がイレギュラーな形
であり、尚且つ警備員の人員が充分に確保出来る場合は
この方法が(筆者が思うに)1番安全かと。
図
図では4名の警備員が配置されてますが、
休憩の時の交代要員兼重機等や歩行者を担当する警備員があと最低でも1名欲しい所です。
最初からの流れを説明しますと、
信号を点滅させる前にそれぞれの持ち場に付きます。
工事規制側の警備員はスムーズに規制が掛けられるように、工事車両や施工区間のスペースを確保した位置に付きましょう。
図だと②と③の警備員ですね。
全員車両を止めてから、信号を点滅にしてもらいます。
後は番号の順に車両を流せば良いのですが、
無線でやりとりする場合、
①
「◯◯の乗用で②番どうぞ」
②
「了解、◯◯の乗用で②番流します」
③
「了解どうぞ」
②
「◯◯の軽トラで③番どうぞ」
③
「了解、◯◯の軽トラで③番流します」
④
「了解どうぞ」
と、常に次の番号の人が答えるようにしましょう。
余談ですが筆者の会社や他の会社を問わず
この受け答えの出来る警備員が殆ど居ない……
余談終わり。
ポイントは
順番を間違え無いようにする。
ただそれだけです。
流す順番ですが図の通りでなくても、其々が最終車両を確認しやすい順番で良いです。
どういう順番でも確認しにくい時は他の警備員に合図を出して貰いましょう。
* * *
前回の“信号の有る交差点”
の信号を生かしての片交のように
信号を読んだり適切な台数で切ったりしない分、単純で神経をすり減らす事もありませんが、
信号を通常に戻すまで、規制を解除しても持ち場を離れられないと言うデメリットはあります。
(元々信号の無い交差点なら規制解除すればそれで終了です)
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[2回]
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