仁義なき選択

☆

昨日は某水道工事の現場が思ったより早く終わりまして。

月曜から疲労溜まりまくってる私は

『ラッキー♪家帰って少し寝よ♪』

と、嬉々として家路に付きました。

汗でベタベタになっていて、
コレ、
もう一回着ろと云われてもまっぴらごめん

な制服を脱ぎ捨て、半袖短パンの部屋着に着替え、麦茶がぶ飲みしようと冷蔵庫を開けたら……

　♪びょんっ

　　びょん♪びょん♪

びょん♪

怪しげな音が聞こえて参りまして。

いえ、冷蔵庫から聞こえる訳ではなくて
これは私のスマホの着信音でございます。

なんかいやーな予感がしましたが

恐る恐る出てみると所長からでした。

所長
「明日さあ、電気工事と近場の土木の現場、どっちがいい？」

え？
なんかデジャヴが……
まあいいや。

土木でも遠方なら躊躇しますが、
今回は即答です。

私
「土木で」

しかし、所長の話はコレで終わらなかったのでございます。

所長
「じぁあさあ、今から下見に行って来てよ。しょんじぃさんが居る筈だから引き継ぎ宜しく」



……

……

……

私
「………………今からですか？」

所長
「そう、今から」

所長の前世はブラド・ツェペシュ・ドラキュラですね？わかります。

所長
「嫌だったら電気工事でもいいんだが」

所長の前世はアドルフ・ヒトラーですね？わかります。

そんな訳でもう昼寝モードだった私は
もう一回着ろと云われてもまっぴらごめんな制服を「うえええぇ」と呻きながら着て、ショボショボの目を無理矢理こじ開け車を走らせ
当該現場に向かいましたのでございます。

セニョールしょんじぃに現場事務所の場所やら車を停める場所を聞いていると、現場の空気がオカシイ事に気付きます。

３時ちょい過ぎなので現場の皆さんは休憩中のようなんですが、
皆日陰に座って居るなか、ひとりだけ立っている作業員さんが居まして、
その人

現場の人逹にムッチャ怒られてる。

(；ﾟдﾟ)


いかにも新人といった感じの若いオニーチャンで
何をやらかしたかは知りませんが
ムッチャ怒られてる。

気まずい。
気まず過ぎるやろコレ。

もう脳内に
仁義なき闘いのテーマか鳴り響いています。

※監督は強面


ううう

私明日この現場こなきゃいけないのか……

と、途方に暮れて
今日。

強面監督
「今日、電気工事の業者が現場内に入ってから通行止めの規制をかけるから、まあゆっくりしていたまえ」

※いや、こんなしゃべり方はしなかったけど。

昨日ぶち怒られてた作業員さん
「組長、電気工事の方がみえました！」

※いや、組長とは云わなかったけど。


組長（だから違うって）
「早っ！じゃあすいません、警備員さん、お願いします」

私
「御意！」

で、現場事務所の外へまろび出てみると


女形電工の
干し班長が居た。

!!(⊃ Д)⊃≡ﾟ ﾟ

さらに
電気工事に付いていた警備員は

ゴエモン警備士と


セニョールしょんじぃ

(ﾉﾟДﾟ)ﾉ

私
「しょんじぃさん、電気工事についたのにまた今日もこの現場に来ちゃったのか(笑)」

じゃあ
所長の究極の選択も
意味が無かったつう事じゃ……？

(￣▽￣;)


















にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村